【問い合わせてみた】LIXILのステンレスワークトップって、実際どうなの?

FAQ

読者に代わって、システムキッチンの気になるところを建築士目線で問い合わせてみたシリーズです。
カタログや宣伝は自社に都合の良いことしか書いてくれないので、実際どうなの?という疑問に建築士の筆者が問い合わせて切り込みます。

今回はLIXILのシステムキッチンのステンレスワークトップについて、その性能は実際どうなの?という疑問に回答をいただきました。

LIXIL stainless

LIXIL 公式ホームページ ステンレストップ スムースドットエンボス

【材質】

Q:材質について教えて下さい。何を使用していますか?
A:トップとシンク共にSUS304となります。(加工硬化により、部分的に磁化している部分があります)

→ 使用素材はSUS304ということで、お値段に見合った材質ですね。SUS403に比べれば硬度など性質は劣りますが、加工硬化しているとのことなので、強度は若干向上していると思われます。

【硬度】

Q:モース硬度はどの程度ですか?

A:仕上げによりますが、3.5程度です。(スムースドットエンボス仕上げの場合)

→ 3.5ということで、一般ステンレスと同程度です。
こちらの記事でも書きましたが、ステンレスは丈夫そうな印象を受けますが、実際刃物やガラスで簡単に傷つくので注意が必要かと。

【吸水率】

Q:吸水率について教えて下さい。

A:金属なので吸水しません。

 → ステンレスの他にはないメリットですね。

【耐熱性】

Q:耐熱性はどの程度か教えて下さい。

A:表面の耐熱性は高いですが、SUSトップやSUSシンクは裏貼りをしている関係で、トップでは高温の鍋等を置く場合は鍋敷きを御使用頂くようにお願いしています。
(裏貼り接着剤は耐熱性は高くありません。)

※一般的に200℃程度以上の環境で放置するとテンパーカラーという変色が発生します

→ 200°C以上でテンパーカラー発生は他のステンレス系素材も同じことかと思いますが、裏貼の接着材の耐熱性が芳しくないとのことなので、実際はもっと低い温度でも注意する必要がありそうです。
内部構造はメーカーによっても異なるので採用の際には確認しておきたいところですね。

【耐薬性】

Q:耐薬性はどの程度か教えて下さい。

A:強酸性・強アルカリ性物質を置いて放置すると変色する場合があります。

→ こちらもステンレス全般に言えることなので、比較して差が出ないことが確認できました。

【耐候性】

Q:耐薬性はどの程度か教えて下さい。

A:無機素材であり、基本的に変色しないです。

→ これも他素材にはないステンレス特有のメリットですね。

【まとめ】

今回の問い合わせで、採用にあたり注意したい点がピックアップできました。

  • 材質はSUS304
  • 硬度は表面仕上げによる
  • 天板の裏打ち接着剤に注意すべし

事前にこれらを確認しておけば、購入した後に、知らずに後悔することを防げます。大きな買い物なので調べ尽くして納得して購入を決めましょう。

【各素材の天板比較の記事はこちら】

コメント

タイトルとURLをコピーしました