明るさ指標「輝度」とは?空間の明るさを体感的に理解!輝度を簡単に測れる手法も紹介【建築士ブログ】

輝度とは

注文住宅の日当りや照明計画ってどう評価したら良いか迷ってませんか?

まだできていない空間の明るさを想定して、体感的に理解するのはそう簡単なことではありませんよね。


本記事では一級建築士で自邸設計経験のある筆者が、空間の体感的な明るさの指標である「輝度」とは何か?

身近な空間の輝度の測り方から、家の採光計画や照明計画への応用まで解説していきます。

本記事を読むことで

・輝度とは何かがわかる
・身近な空間の輝度がわかる
・計画している部屋の明るさが体感的に理解できる


が理解できるようになります。
それでは詳細に内容を見ていきましょう。

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輝度(cd/㎡)とは?

輝度とは?
輝度とは?

輝度(cd/㎡)とは、光源や照らされている面がある方向へ発する光度を、その見かけ上の面積で割って値です。

見る人の目に入る光の量を表します。

簡単に言うと、「自分からみた、ある面の明るさの程度」
であり、

輝度は光源やディスプレイなど直接光を放っている物の明るさや、それらに照らせれている面の明るさを表すのに用いられます。

そのためある空間内の明るさをわかりやすく数値化して示すのによく使われる単位となっています。

見た目の明るさを表す数値なので、見る方向や照らされている面の反射率や色なども結果に影響を与える要素となっている点は注意が必要です。

東西南北リビングの輝度シミュレーションはこちらの記事▼

輝度対比

見ている被写体とその背景に一定以上の輝度の差が生じる場合には注意が必要です。

暗い部屋で明るいスマホの画面が見えづらいように人の識別できる「輝度対比」の値を超えているかもしれません。


特に部屋の軽さと配置したテレビの明るさ、読書する手元の明るさなどに影響が出てきます。

輝度対比は明るさの感じ方に影響がでるため、同じ輝度の面であっても背景の輝度が高いと対象は暗く見えにくくなる傾向があります。

グレア

運転免許講習で聞いたことがあるひともいるかも知れません。

暗い夜間の運転中に正面からヘッドライトの光が目に入ると、

極端に明るい輝度によって視認性の低下や不快感を感じる現象が生じます。

これを「グレア」と呼びます。

輝度シミュレーション(ISO分布図)の見方

ISO分布図
ISO分布図

左にある凡例が色ごとに示されている輝度の範囲を説明しています。

右の画像の同じ色の等高線内の範囲が、凡例の輝度数値の範囲を示しています。


例えば天井の明るい黄緑の丸い線は丸の内側が250luxになっていることを表しています。

参考となる輝度

◯◯cd/㎡と表現されても、どれくらい明るいかわかりにくい。

輝度を体感的に理解するには、身近な空間の輝度がどれくらいなのかを図ってみるのが手っ取り早い方法です。

筆者がおすすめするのは、光環境評価アプリのLupin(ルピン)の活用です。

遠藤照明という照明メーカーが開発している、空間の明るさを指標化するアプリです。

自分で撮影した画像を下のような輝度分布の画に変換してくれる機能をもっています。

光環境評価アプリ Lupin(ルピン)|遠藤照明 公式ホームページより

自分の過ごしている部屋の輝度はいくつくらいなのかを知ることで、

輝度シミュレーションの分布図を見た時に想定される明るさを体感的に理解することが可能になります。

記事作成現在も無料でダウンロードが可能です。

まとめ

輝度という単位の表す数字が、日常のどのくらいの明るさかを知ることで、

家づくりの際に日当りや照明計画への理解が深まります。

計画段階で家ができた後の部屋の明るさをイメージできれば、家ができた後に日当りや家具のレイアウト、間取りで失敗することはなくなるはずです。

照度単位luxについてはこちらの記事▼

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