注文住宅の吹き抜けリビングのデザイン【建築士自邸の費用から仕様・インテリアまで大公開】

注文住宅を建てる時、特にリビングは1番こだわって、快適につくりたいですよね。

家の中で1番家族と過ごす時間が長いリビングは、なんとなく家族が集まりたくなるような魅力ある部屋であるべきです。

今回は一級建築士である筆者の自邸の吹き抜けリビングを、デザインのポイントつきで解説していきたいと思います。

この記事では

  • 吹き抜けリビングのデザインをおしゃれにまとめるコツを知りたい…
  • 吹き抜けリビングの各部位の仕様に迷っている。おすすめを知りたい!
  • 吹き抜けリビングにかかる費用を知りたい…

といった悩みを解決します。

建築士自邸の吹き抜けリビング写真

吹き抜け自邸
筆者自邸リビング

我が家のリビングです。
入居後3か月を経てやっと竣工写真を撮りました。

家族の要望もあり、とにかく明るいリビングにしたいというコンセプトがあったので、内装壁・天井は白を基調にしています。

家具など後から変えられるもので差し色を入れて気分転換しやすいように、部屋全体の色彩はグレートーンでまとめています。

部屋の色に迷ったら、グレートーンでまとめるのが無難。
どんな家具にも合わせやすい。

窓は吹き抜け2層分の東面の窓に加えて、南面にはめ殺し窓の大きな窓を設けました。

午前中は二層にまたがる東側の窓から日が入ります。

お昼には南面に設けたはめ殺し窓から日が入るため日中、長い時間明るい部屋となっています。

吹き抜け部屋は2面採光で長時間明るい部屋に。

間取り

筆者自邸 1階平面図
筆者自邸 2階平面図

吹き抜けのリビングは家の南東角にあります。

リビングだけだと広さは9畳ほどしかありませんが、1階はダイニングと部屋が連続しており、リビングダイニングを合わせると16畳程になります。

部屋をずらしながら繋げることで、部屋に奥行きを持たせるよう工夫しています。

2部屋は単純に繋げるだけでなく、適度に分節することで部屋に奥行きをつくる。

2階上がってすぐにテラスに面した掃き出し窓を計画しており、吹き抜けの熱だまりが気になる時には、この窓を開放します。

間取りは立体的に捉えて、空気の流れをコントロールすべし

吹き抜け実現にかかった費用:120万円

筆者の自邸の場合の増額費用の概算を算出してみました。

※家の仕様や依頼する工務店によってもまちまちなので、あくまでも参考額としてください。

合計で120万円ほどかかっていることがわかりました。
内訳を見てみましょう。

■吹き抜け工事費

木造2階建て、16㎡の吹き抜けで80万円程度(足場設置施工費など)増額

■オープン階段費用

スチール製手すりのささら木階段としています。

いわゆるメーカー標準タイプの木造箱階段に、比べると30万円は増額になっていると思います。

■オーダーカーテン費用

一、二階に別々にカーテンを設置するのに比べ5m級のオーダーカーテンは5万円ほど増額になりました。

また設置足場がない場合、さらひ+5万円程はかかります。

■高天井用照明費用

シーリングを2つ取り付けるのに比べれば、3万円程度の増額におさまる照明を選びました。

◆増額合計(概算)

118万円

実際には二階床の構造や、仕上げがなくなっている分など、細かい減額要素もありますが、筆者自邸ではざっくり120万円程度の増額です。

階段に拘らなければ100万円以下でも十分実現可能だと思います。

仕上げ材|壁紙・床材・アクセント壁

筆者自邸リビング
筆者自邸リビング

次に内装の仕上げ材をご紹介します。

■壁紙:ナガイ/エコフリース

1番面積の大きい壁の素材は、いろいろ調べた果てにナガイのエコフリース(スノーホワイト)にたどりつきました。

見た目は塗装と見間違えるほど、きめ細かな雰囲気がでてます。

表面に塗装を施した壁紙ということで、お手入れも比較的簡単です。

塗装にしたいけど値段が高い、だけど諦めきれない、そんな方におすすめ。

■壁タイル:LIXIL /エコカラット

エコカラット

部屋に入って最初に目につく正面の壁にはアクセントになる壁材を使いました。

LIXILのエコカラット、ヴァルスロックのホワイトを使っています。

吸湿性能を持っていて居住性を向上してくれるのもポイントです。

■床材:ビニルタイル

東リのロイヤルストーン・モアを使いました。

清掃のしやすさを最優先として、大判のビニルタイルにしました。

タイルや、フローリングよりも清掃がしやすい点が選んだポイントです。

窓の仕様|サッシ・窓枠・サイズ

■掃き出し窓×2 W2560、H2400

外観の統一を意識してあえて吹き抜け2階も掃き出し窓にしています。

はめ殺し窓と掃き出し窓は、通常サッシ枠の太さが異なります。

■はめ殺し窓×1 W1650、H1500

筆者自邸リビング窓
筆者自邸リビング窓

お隣の公共施設の楓の木を借景で切り取っています。

窓の先に何が見えるかを、意識して窓の位置を決める。

■窓サッシ

窓サッシはLIXIL /サーモスLを採用しています。

色はブラックで窓周りの雰囲気を引き締める効果を狙っています。

■窓枠

窓枠は三方枠なしで、壁のクロスを窓側に巻き込んでいます。

こうすることで、壁内側に余計な段差が出来ず、すっきりとした印象の窓をつくることができます。

膳板(窓の下枠)はホコリなどが溜まった際の清掃があるので、窓枠は必須です。

この写真の箇所では、LIXIL /スマート10を採用しています。

既製品ながら、見附幅が10mmと極薄です。

■室内窓  W500、H2200

寝室との間に設けた窓で、寝室からリビングの様子をチラ見することができます。

吹き抜けの木製階段+スチール手すり

筆者自邸階段
筆者自邸階段

木製の特注+既製組み合わせの階段は
株式会社ヤマシタに依頼しました。

木製階段の既製品バリエーションが多く、カスタマイズが自由です。

加えて費用が非常に安いのでおすすめ。

リビング階段は、2階へ上がる動線が折り返し方向にならざるを得なかったため、階段の作り方を一工夫しています。

■片側埋め込み木造ささら階段

メーカー既製品のささら階段を、片側ささら無しで納品してもらい、現場で大工さんに壁に埋め込んでもらっています。

見えるパーツを極力減らしていくことで、既製品でもシンプルに改造し部屋に馴染んで見せることができました。

既製品を一工夫して、オンリーワンの部屋に馴染んだ階段にする

筆者自邸階段
筆者自邸階段

また、リビングに入ると階段の裏側が見えてしまうので、踏み面の間には板を入れない、視線が抜ける階段にしています。

人の動きを想定して階段が部屋に圧迫感を与えないようにすると、部屋が広く感じます。

■スチール手摺り

筆者自邸階段
筆者自邸階段

スチールの製作もので特注してブラックに塗装しています。

我が家のリビングは明るさや開放感をコンセプトに進めています。

そのため、木製の手すりだと、どうしても太くなってしまい、部屋の視線の抜けを邪魔してしまいます。

費用はかかりましたが、部材が細く存在を意識させないスチール製にしました。

部屋のコンセプトに合わせて、手すりなどの細部もこだわる

■基壇部収納

木階段メーカーの特注造作でつくりました。

階段を折り返しで上る箇所にも一工夫し、小さな踊り場を設けて上がるときに向きを変えやすくしています。

実はこの踊り場は収納も兼ねており、子供がリビングに散らかすおもちゃの緊急避難場所になってます。

親が居るリビングで遊びたがるのはわかっていたので、隠し収納によって子供がお片づけしやすい部屋にしました。

収納が0のリビングは直ぐに散らかります。目立たない形で収納を作っておくのがベスト。

高さ5mのオーダーカーテン

筆者自邸カーテン
筆者自邸カーテン

吹き抜け高さは約5mあるので、オーダーカーテンとしました。

また電動ものは故障が怖いので、レールも手動です。

■カーテン

スミノエ遮光カーテン

・スミノエ/U8310 遮光カーテン

シンプルなグレートーンのカーテンです。
遮光能力もそこそこ高いので、昼間でも閉めればかなり暗くなります。

・スミノエ /U8404 ミラーレースカーテン

昼間、レースカーテン1枚でも外から中が見えないミラーレースカーテンとしました。

スミノエのカーテンについてはコチラ

実際使ってみて、夕暮れ時くらいで中で明かりが付いていても、中の様子はよくわからなかったです。

カーテンは生活リズムやスタイルで機能を先ず抑えるのが大事。

■カーテンレール:サイレントグリス

Silent Glissの手動カーテンレール

サイレントグリスのカーテンレールは、ミニマルのな形状です。

中重量級(17kg程度まで)のカーテンレールですら、レール寸法20×22mmの大きさです。

壁紙のきめ細やかさと相まって、部屋のシンプルさを際立たせています。

余計な突起のある部品を減らすことで、部屋のシンプルさを強調。

ソファー

ソファーはAddressというメーカーのKarla sofaのシリーズで揃えました。

ブランドのデザインコンセプトに共感を持ちました。まさにうちにぴったりだと思い購入。

[シンプル ヴィンテージ]

住まいの空間を無視して無理にデザインしたもの
では調和もせず、すぐに飽きてしまいます。

様々な住環境に調和でき、シンプルなデザインこそ私たちは長く愛される家具と考えています。

さらには長く使えば使い込むほどに風合いがでて経年変化も楽しめます。

https://address-interior.jp/

鉄脚がかっこよく、ソファー下のお掃除も楽ちんです。

シンプルヴィンテージなAdressの家具が気になる方はコチラ

照明|ペンダント・アッパー・ダウンライト

筆者自邸照明
筆者自邸照明

わが家のリビング照明は、生活のシーンによって、切り替えられる様に3種類設置しています。

全て付けるとかなり明るいので普段は2種組み合わせることが多いです。

■ペンダントライト

部屋全般を照らす主役はペンダントライトです。

全方位に光が拡散するため、いろんな状況で万能に活躍します

基本はこの照明プラス、下記のいずれかの照明を点灯して使ってます。

■吹き抜け用ダウンライト

テレビを見るのに集中する時はこちらを点灯します。

調光機能付きなので、晩ご飯〜寝る間は吹き抜け用ダウンライトだけ暗めに点灯して、ムーディーな雰囲気にすることができます。

■壁面用ダウンアッパーライト

ソファーで読み物をする時には直上にある、壁面用のダウンアッパーライトを使っています。

壁面側上下に光が届くので、直下のソファーに座っている時、手元が明るくなります。

エアコン・換気設備

筆者自邸リビング
筆者自邸リビング

我が家の吹き抜けエアコンは、階段の踊り場から脚立でぎりぎり清掃ができる高さについています。

当然上すぎるとメンテナンスできませんし、下すぎると部屋に均等に風が行き渡りにくいので、要注意です。

■Panasonic エオリア CS-639CX

Panasonicのエオリア20畳用のエアコンです。

リビングダイニング以外のつながっている部屋まで足すと、畳数が足りないのですが、風量も強く特に不便はありません、

吹き抜けに必須の自動お掃除機能と空気清浄機能が決めてでした。

■エアセーブ

エアセーブ

いわゆるダクトレスの第一種換気システムを導入しています。

採用したのはキムラ/エアセーブです。

夏冬でも外気温がそのまま直接部屋に入らないので室温が安定するので、外の気温を気にせずに換気ができます。

費用もダクトありの第一種換気よりも大幅に安く済むので、気になる方は検討してみてください。

感想|家族が自然と集まるリビングに

感想

居住して、半年を過ぎ、夏冬経験してみての感想です。

良かった点

  • 明るく快適な部屋になったので自然と家族が集まる
  • 開放的な広さなので気持ちが大らかになる
  • 空が見えるので、家の中で時間と四季を感じる

後悔している点

  • 寝室間の内窓は使うことがない
  • 音が階を跨ぎやすい
  • 夏場2階の熱だまりの、解消に気を使う

室温のむらは工夫次第で解消できます。
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事前にある程度予測していた使い心地に近くなりました。

特にメリットの恩恵は大きく、家族との距離の取り方、個人個人の気持ちのあり方まで影響があったと感じます。

筆者自邸のキッチンが気になる方はこちらの記事▼

吹き抜けリビングのメリットデメリットを、整理した記事はこちら▼

【まとめ】

いかがでしたでしょうか?

家の中でも主役となるリビングルームは、各部仕様を決めるのにかなり時間がかかります。

特に自宅条件に合う仕様や、商品を見つけるのには時間がかかりますし、骨が折れます。

もし、筆者自邸と条件が合うところがあれば、活用できる仕様が見つかるかもしれません。

是非、細部までこだわった理想の吹き抜けリビングを実現してみてください。

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