クオーツ天板のキッチンで新生活を始めました。
普段使っていて、うっかり調味料や食べ物をこぼしてしまうこと、よくありますよね？
そのたびに、ネットで調べるのは大変です。
建築士の筆者が徹底的に調べたクオーツ天板のお手入れ方法の基本と、導き出された原則についてご紹介します。
この記事では
といったお悩みに回答します。
この最小限の原則さえ覚えてしまえば、もうお手入れで迷うことはなくなります。
【結論】３つの基本と、５つのNGの原則だけ押さえればOK
結論からいうと、下記の３つの基本を守り、５つのNGの原則だけに気をつければ大丈夫です。
■３つの基本
- 簡単な汚れは、水かアルコールスプレー拭き
- 油汚れには、合成洗剤（マジックリンなど）
- 水垢汚れには、クエン酸スプレー
■５つのNG
- 重曹
- 漂白剤
- クレンザー
- メラミンスポンジ
- 研磨剤入りスポンジたわし
それでは具体的に見ていきましょう。
クオーツを使ったオーダーキッチンの建築士自邸の事例を公開▼
【基本１】簡単な汚れには、水かアルコールスプレー拭き
汚れがついたらできるだけ早く拭き取るのがベストです。
放置すればするほど、天板に汚れが浸透する可能性が高まり、徐々に落としにくくなります。
柔らかい布で水拭きか、市販の除菌アルコールスプレー（エタノール成分）拭きをし、乾いた布で水滴を拭き取れば完了です。
【基本２】油汚れには、合成洗剤
手垢や油汚れに対しては、
アルコールスプレーか、合成洗剤で汚れを落とした後、水拭き、乾拭きの手順になります。
合成洗剤とは、例を上げると花王の商品であれば、
キュキュット、マイペット、マジックリンといった聞き馴染みのある洗剤を使えば問題ありません。
【基本３】水垢汚れには、クエン酸スプレー
さらにしつこい水垢汚れには、クエン酸スプレーを使います。
スプレーで10分浸すと、汚れがふやけて来るので、研磨剤の入ってないスポンジで拭き取ります。
後は水拭き、乾拭きで完了です。
クエン酸スプレーは市販の、クエン酸の激落くん泡スプレーや、クエン酸粉を水に溶かしても使うことができます。
【NG１】重曹
重曹は溶液に溶かせば使用することも可能ですが、
粉末状だと天板表面の光沢が変化する可能性があるので使わない方がベターです。
【NG２】漂白剤
キッチンで除菌、漂白用に使う漂白剤には強いアルカリ性分が入っています。
変色の可能性があるので天板に付着したら直ぐに流し落としましょう。
商品で言うとキッチンハイターなど、まな板や布巾の除菌に使う方も多いので注意が必要です。
【NG３】クレンザー
クレンザーの中には研磨成分が含まれているので、表面のツヤに影響が出る可能性があります。
基本は使わない方が良いです。
どうしても使う必要がある場合は目立たない箇所で試し拭きをおすすめします。
【NG４】メラミンスポンジ
メラミンスポンジで擦ると天板表面のツヤが他の部分と変わる可能性がありますので推奨できません。
いわゆる”激落くん”とかがその部類に入りますね。
研磨剤入りスポンジたわし
フライパンの焦げ落としに使われるたわしです。
スコッチブライトなどが該当します。
基本は鍋用のたわしやスポンジは使用を避けた方が無難です。
おすすめ！天板の掃除用品
筆者が日頃から使っているおすすめの天板掃除用品をご紹介します。
これらをまとめ買いしておけば、いざというときに心配がいらなくなります。
マイクロファイバー布巾
日常使いにはマイクロファイバーの布巾を常備したいところ。
大体の汚れはこれで水拭きすれば簡単に落ちますよ。
コスパ最強のAmazon製がおすすめ。乾拭きも兼用できて万能です。
油汚れ用の合成洗剤
言わずと知れたマジックリンがおすすめ。
「しつこい油汚れも60秒で分解」のうたい文句も実感できる程みるみるうちに油が溶け出します。
ロングヒット商品で品質は間違いありませんので、まとめ買いはいかがでしょうか。
水垢汚れ用のクエン酸スプレー
水垢汚れにはこちらのクエン酸スプレーがおすすめです。
粉で買って自作しても良いですが、こちらは同時に除菌もできるので、コロナ対策としても万全ですね。
【まとめ】
今回まとめました天板お掃除における、３つの基本と５つのNGをおさらいします。
◆３つの基本
- 簡単な汚れは、水かアルコールスプレー拭き
- 油汚れには、合成洗剤（マジックリンなど）
- 水垢汚れには、クエン酸スプレー
◆５つのNG
- 重曹
- 漂白剤
- クレンザー
- メラミンスポンジ
- 研磨剤入りスポンジたわし
これって天板掃除に使えるやつだっけ？と迷うたびにネットで調べるのは大変ですよね。
この基本を思い出して判断すればオーケーです。
「やばい！汚しちゃった」というときにはこの原則に戻ってください。
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